騒音源の隣に設置するだけでOK
大阪ガスは、6月17日、騒音源の隣に設置するだけで空間的に広がる騒音を低減できる小型ANC(Active Noise Control)装置「スポットサイレンサー」を開発し、7月1日より、ササクラが販売を開始することを発表した。
なお、新製品の生産にあたっては、自社技術と他社技術を組み合わせて、革新的なビジネスモデルや製品開発に繋げる「オープンイノベーション活動」を活用。ユーテックが新製品の量産を可能にしたという。
新製品の概要
スポットサイレンサーは、ANCの手法を活用した装置。吸音・遮音対策が難しい周波数100ヘルツ以下の音のなかでも、特に低い低周波音に対し、逆位相の音を重ね合わせることで低周波音を相殺し、騒音低減に貢献する。
例えば、ガスエンジンコージェネレーションシステムなどの静音性向上に活用できるほか、商業施設や工場などで、コンプレッサーや変圧器の騒音問題を解決。
また、現場ごとの仕様設計が不要であり、小型かつ一体型であることから、設置時のプログラムを簡単に設定できるメリットがある。
ビジネス発展に貢献
ANCの手法は、工場や建設現場などでは、現場ごとに構成機器の仕様や配置を事前に設計し、シミュレーションするため、手間やコストがかかるため、普及していなかった。
両社は、今回の新製品の販売を通じ、これからも顧客のさらなるビジネス発展に貢献していくかまえだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大阪ガス プレスリリース
http://www.osakagas.co.jp/company/press/
ササクラ ホームページ
http://www.sasakura.co.jp/