荷揚げ作業を効率化する超低着床型エレベーター
竹中工務店は6月16日、サノヤス建機と「超低着床型工事用エレベーター(特許出願済み)」を共同開発し、実用化したと発表した。
従来の工事用エレベーターは、搬器の着床位置の高さが1.5メートル以上もあるため、フォークリフトなどによる資材の積み込みができない。このため、余計な時間や労力がかかるなどの課題があった。
これは工事用エレベーターの扉が、上下に開閉する構造となっているためだ。

着想位置の高さは、わずか30センチ
そこで竹中工務店とサノヤス建機は、下扉が上扉を持ち上げる構造の上開き2枚扉に改良した超低着床型工事用エレベーターを開発した。
搬器の着床位置の高さは、わずか300ミリ。極限まで着床位置を下げたことで、資材の直接搬入が可能となった。さらに搬器と床のすき間を埋めるための踏み板も、扉の動きと連動して作動するように改良した。
近年、工事現場では省力化・省人化が求められている。竹中工務店では機械化技術の積極的な開発・活用を通じて、これらの対策を安全に進められるよう取り組む方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社 竹中工務店のプレスリリース
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm
株式会社 竹中工務店
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