ノルウェーで探掘に成功
出光興産は、6月12日、子会社である出光スノーレ石油開発が、30%の権益を保有する探鉱鉱区PL609の「アルタ」構造で探掘を行った結果、油・ガスの広がりを確認したことを明らかにした。
なお、出光スノーレ石油開発の資本構成は、出光興産が50.5%、大阪ガスサミットリソーシズが49.5%。ノルウェー現地法人出光ペトロリアムノルゲを通じ、ノルウェー領北海で石油・ガス開発事業を行っている。
油・ガスの広がりを発見
探掘とは、試掘により油・ガスの集積が確認されたのち、その油・ガス層の広がりを確認するために行うものだ。
今回探掘に成功したアルタ構造は、離岸距離約190キロメートル、水深は約380メートルで、バレンツ海中西部に位置。探掘は、出光興産が2014年に油・ガスを発見したアルタ試掘井の南西6.5キロメートルの位置で行われ、海面下約2,040メートルまで掘削し、油・ガスの広がりを発見したという。
さらなる評価を
出光興産では、推定可採埋蔵量を1億2,000万~4億2,100万バレル、出光権益分では、3,600万~1億2,600万バレルと見込んでいる。
なお、今後さらに評価・検討を行う方針だ。
(画像は参考資料より)
▼外部リンク
出光興産 ニュースリリース
http://www.idemitsu.co.jp/company/news/2015/