福島県の工場敷地内で太陽光発電を開始
神奈川県の株式会社メイコー(メイコー)は10日、同社福島工場の敷地内で建設を進めていた太陽光発電所「メイコーソーラーパーク福島」が竣工し、同日付で発電を開始したと発表した。
遊休地の活用方法として太陽光発電所を建設
メイコーでは2011年3月に発生した東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所での事故の影響を受け、原子力発電所から20Kmの位置にある福島県双葉郡広広野町の工場を一時閉鎖。その後4月には周辺地域が緊急時避難準備地域に指定されたことを受け、7月には工場の稼働を再開した。
この際、敷地内にある遊休地約40,000平米が手つかずとなっていたため、同社では土地の活用について検討。土地の規模を鑑みたうえで、環境負荷低減による地域社会への貢献と事業継続を両立できる最適な方法と判断し、太陽光発電所としての活用を決定したという。
約7億円を投資、稼働を通じて多方面への貢献を目指す
今回「メイコーソーラーパーク福島」の建設に当たり、メイコーは7億2,000万円を投資する形で太陽光パネル9,772枚を設置。年間発電量は一般家庭720世帯分の電力消費に相当する2,600MWh(メガワットアワー)を見込んでいるとのことだ。
同社では今後、発電所の稼働を通して持続可能な社会の構築と地球環境に寄与するとともに、震災からの復興と再生可能エネルギーの導入による環境負荷低減を目指し、地域社会への貢献を図っていく考えだとしている。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
メイコー株式会社 ニュース
http://www.meiko-elec.com/news/pdf/2015/201506_1.pdf