6月10日、米空軍は国防と国家安全保障分野において、テネシー州アーノルド空軍基地所在のアーノルド技術開発複合施設(Arnold Engineering Development Complex, 以下AEDC)での試験運用の主要業務を、Bechtel社主導のNational Aerospace Solutions LLC (以下NAS)に委託する契約を締結した 。
契約は1年間で、71年間のオプション付き、契約金の上限は約15億ドル。

この契約に基づき、メンバーであるBechtel National社、Sierra Lobo社、およびGP Strategies社を含むNASは、アーノルド空軍基地、そしてメリーランド州とカリフォルニア州の他の空軍施設においての試験運用と持続業務を管理していく。
下請業者のチーム作りはChugach Federal Solutions社とnLogic社が行っている。契約移行期間は7月1日に開始する予定である。
試験運用と持続業務は43の風洞において、ロケットおよびタービンエンジンのテスト、弾道の範囲測定、空間室および他の専門試験ユニットの動作だけでなく、技術開発、機器や施設の持続、AEDCのためのサイトや他のサービスへの資本の改善が含まれている。
AEDCはこれまでアポロロケット、気象衛星、戦闘機、ミサイルなど、ほぼすべての米国の最優先の航空宇宙プログラムをテストする際に役割を果たしてきた。
NAS管理委員会議長であるBrian Sheridan氏は以下のようにコメントしている。
「空軍は、信頼性と費用対効果の高いミッションの成功を維持しながら、複合体の長期的な実行可能性を確保するために努力している。」
「AEDCは政府と商業部門、および将来の地上試験プログラムのニーズを満たすために、大きな国家予算を組んでいる。私たちはAEDCにおいて、その可能性を実現するのに役立つチーム作りの準備が整った。」
(画像はBechtel社 プレスリリースより)
▼外部リンク
Bechtel社 プレスリリース
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