207億円で大型インフラ工事を受注
清水建設は6月9日、ベトナムのホーチミン市南部に架設する大規模橋梁工事を受注したと発表した。
ベトナム高速道路公社から207億円で受注したもので、ホーチミン市とハノイ市を結ぶ高速道路区間に、新たに「ビンカイン橋」を架設する。
47か月の短期工事で完成を目指す
「ビンカイン橋」は全長約2,764メートル、横幅が最大で約30.4メートルの大規模な斜張橋で、橋桁をつり下げる主塔の高さは155メートル、橋脚の数は33基を数える。
建設地の川底が軟弱地盤であることから、主塔の基礎に長尺大口径の鋼管杭を基礎1基あたり72本、計144本打ち込んで固定する工法を採用した。
これだけの大規模工事でありながら、47か月の短工期で請け負っているため、コンクリート型枠装置を付けた移動作業車を活用して高効率化を図り、短期施工に対応する。
施工のピークとなる2017年9月頃には、14機の移動作業車がフル稼働する予定だ。施工にあたっては、ベトナムの企業と共同企業体を形成して取り組む。
清水建設は今後も、インフラ需要が高まる東南アジアでの受注を強化していく方針を掲げている。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
清水建設株式会社のニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2015/2015007.html