山梨県大月市で大規模バイオマス発電所を建設
大林組は6月8日、木質バイオマス発電事業に参入すると発表した。
大林組傘下の再生可能エネルギー事業会社である大林クリーンエナジーが、木質バイオマス発電事業の第1弾として、山梨県大月市で大規模発電施設を開発する。
山梨県内には、これまで自家消費用の小規模な木質バイオマス発電施設しかなかったが、今回の事業は県内初のFIT制度に基づく大規模発電事業となる。
発電容量は14メガワット。発電所の建設工事は、大林組がプラント設備を含めたEPC契約で一括して請け負い、今年8月に着工する予定だ。開発費は約100億円、年間売上高は約20億円を見込む。
今後5年で、発電規模50メガワットを目指す
大月市は2010年度より環境企業誘致の一環として、大月バイオマス発電事業の推進に取り組んできた。
また、大林組グループは太陽光発電を始めとする再生可能エネルギー事業を手がけており、今回発電事業の領域拡大を目指し、建設業界で初めてFIT制度を利用した木質バイオマス発電事業への参入を決定した。
大林組グループは太陽光、風力に次ぐ新たな再生可能エネルギーとして、バイオマスなどの発電規模を2020年3月末までに50メガワットにする目標を掲げている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社 大林組のプレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20150608_01