金沢工業大学は今月9日より、平成26年度の「建築学専攻モジュール統合科目」で制作された大学院生による作品を、石川県の金沢市庁舎にて展示する。

一級建築士受験の実務要件を満たす学内インターンシップとして外部認証を取得している「建築学専攻モジュール統合科目」は、外部講師や一級建築士の専任教員らによる指導・講評のもと、具体的なクライアントやユーザーを想定して建築提案を行うもの。
同科目は前・後学期を通した通年で設定されており、各学期の終了時には著名建築家や金沢市の職員らを招いての公開発表・講評会が開催されている。
この「建築学専攻モジュール統合科目」に関しては平成24年より、金沢市が同市における将来の懸案事項を課題テーマ・資料として提供しており、平成26年度の課題テーマは「金沢市中央公民館長町館の再生計画」。
このテーマのもと、約20名の大学院生からなる5つのチームが建築の企画プログラムとそれに基づく設計を行い、図面や模型による建築作品を制作。施設利用の現状を踏まえたうえで、将来においても有意義な施設として再生する案の提示に取り組んだ。
同年度後学期には、永山祐子建築設計代表の永山祐子氏および横浜国立大学大学院Y-GSA准教授の藤原徹平氏を迎えて、大学院生らが制作した作品の公開発表・講評会などを開催。
今回はこれら発表・公表を経た作品の中から、計4作品が展示される。展示は金沢市庁舎のエントランスホールにて、今月9日(火)から19日(金)にかけて行われる予定だ。
(画像は金沢工業大学Webページより)
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