7カ月ぶりの減少
国土交通省は、5月29日、平成27年4月の建設工事受注動態統計調査(大手50社調査)結果を発表した。
なお、4月の受注総額は、前年同月比、12.1%減の1兆1,836億円。7カ月ぶりに減少へ転じた。
民間工事増、公共工事減
4月の民間工事は、対前年同月比33.6%増、6カ月連続増加の8,791億円であった。
発注者別にみた場合、サービス業、不動産業、製造業等が増加した一方、運輸業、郵便業、電気・ガス・熱供給・水道業、卸売業、小売業等が減少。工事種類別では、建築、土木ともに増加した。
また、公共工事では、対前年同月比62.9%減、3カ月連続の減少の2,383億円。国の機関は減少し、地方の機関は増加した。
発注者別では、国の機関は、国、独立行政法人は増加し、政府関連企業等は減少。地方の機関は、市区町村、地方公営企業が増加し、都道府県は減少した。工事種類別では、建築は増加したが、土木は減少となった。
国内減少、海外増加
国内では、民間工事は増加し、公共工事は減少。国内計は、1兆1,731億円で、対前年同月比12.3%減、7カ月ぶりの減少であった。
一方、海外工事では105億円となり、対前年同月比15.3%増、4カ月ぶりの増加となった。
▼外部リンク
国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001091075.pdf