東京ガス株式会社が大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社の三社が、超高効率ガスエンジンヒートポンプ「GHP XAIR(エグゼア)」の次世代機「GHP XAIR 2」を、アイシン精機株式会社、パナソニック株式会社、ヤンマーエネルギーシステム株式会社と共同で開発した。
現在は省エネだけではなく「節電」も努力義務化されており、その中にはガス冷暖房の活用も含まれている。今後、ガスエンジンヒートポンプが、さらに省エネ性を向上することによって普及していくと予想される。
今回開発した部分としては「GHP XAIR」の省エネ性向上がある。年間を通じて低負荷領域での運転時間が長いということがわかったため、年間運転効率を改善した。
内容はガスエンジンの低回転数化することにより、低負荷運転時の効率を平均約40%向上した。
低回転数化するためには、エンジン振動が他の構造部品に与える影響の増大や、エンストの発生、圧縮機効率の低下といった課題をクリアする必要がある。そのため圧縮機回転数比の最適化を行った。
これらの改善によって、従来機と比較すると年間運転効率が平均約25%向上し、一次エネルギー消費量を年間約20%削減できることになった。
なお、「GHP XAIR2」は2015年10月から順次販売を開始する予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東京ガス株式会社 プレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20150527-01.html
大阪ガス株式会社
http://www.osakagas.co.jp/index.html
東邦ガス株式会社
http://www.tohogas.co.jp