地熱発電事業の実用化に向け、調査坑井を掘削
大林組、東日本旅客鉄道、川崎重工業は、地熱資源開発調査で坑井(こうせい)を掘削すると発表した。
3社は、「石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)」が公募を行った「地熱資源開発調査事業費助成金交付事業」の採択を受け、2013年度から青森県青森市八甲田北西地域で進めている地熱資源開発調査において、地質構造を把握するための調査坑井を掘削する。
掘削作業と平行して、周辺調査も実施
2014年度までは、地下構造を把握するための地表調査の実施してきた。今年度は地表調査の結果をもとに、“八甲田北西地域 調査坑井「東西性矢別断層1号井」”を、掘削して実地調査を行う。
掘削位置は青森県青森市大字荒川 国有林内で、6月上旬から10月下旬にかけて深度2,000メートルの坑井の掘削作業を行う予定だ。今後は、掘削調査と同時に、生物・生態系調査や周辺温泉のモニタリング調査も実施する。
JOGMECの「地熱資源開発調査事業費助成金交付事業」は、地熱発電の実用化を促すために、調査費用として助成金を交付するものである。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社大林組、東日本旅客鉄道株式会社、川崎重工業株式会社のプレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20150525_01
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構のニュースリリース
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000173.html