大成建設は、5月26日、「超省エネタイプの次世代型LED植物工場ユニット」を、スタンレー電気と共同開発したことを明らかにした。
両社は、2009年より植物工場に関する共同研究をスタート。2010年にはLEDの開発・製造から、植物工場ユニットの販売、栽培指導までを一貫して対応できる体制を整えてきたという。
植物工場(完全閉鎖型水耕栽培)の光源は、現在、蛍光灯方式が主流だ。コスト削減という課題解決のため、LED方式が1部導入されるも、効果はいまひとつ。さらにLEDそのものが湿気に弱く、故障の原因になるケースもあった。
スタンレー電気は、自動車用ランプ等で培ってきた配光・防水技術が強み。両社は、新たに共同開発した植物工場専用LEDを用いて、防水性に優れ湿気にも強く、蛍光灯方式に比べて消費電力を64%削減できる「超省エネタイプの次世代型LED植物工場ユニット」の開発に成功したという。
さらに、業界初、保証範囲を拡大する。植物工場ユニット本体に加え、LED照明にも1年間の保証を付けることを決めた。
大成建設は、導入初期の栽培指導はサービスとして行うとしている。
なお、今後、既に蛍光灯方式等を導入している企業等に対しては、LED方式への置き換えを提案するとともに、新たに植物工場ユニットの導入を検討している企業等には、「超省エネタイプの次世代型LED植物工場ユニット」の採用を提案していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大成建設 プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2015/
スタンレー電気 ホームページ
http://www.stanley.co.jp/