地熱バイナリー発電設備を受注
富士電機は、5月26日、出光大分地熱より、同社滝上バイナリー発電所向け5,000kW級地熱バイナリー発電設備を受注したことを発表した。
バイナリー発電とは、ペンタンなどの沸点が低い媒体を用いる発電方式。地熱発電で利用後に地中に戻していた低温熱水を活用し、発電することができる。
受注概要
滝上バイナリー発電所は、大分県玖珠郡にある出光大分地熱の敷地内に設置される。
発電容量は、5,050kW。九州電力・滝上(地熱)発電所(発電容量、27,500kW)に供給している蒸気に付随して噴出する熱水を活用し、発電するという。
なお、富士電機は、出光大分地熱との間で、この発電設備全体の設計、調達、製作、建設を一括して受注。2017年3月の稼働開始をめざす。
地熱発電のフロントランナーとして
富士電機は、1960年以来、国内外で71台、2,787MWの地熱蒸気タービン発電設備を納入し、2010年には、地熱バイナリー発電設備の販売を開始。2,000kW、6,000kW、10,000kWの容量クラスをそろえ、顧客ニーズに応えてきた。
同社は、これまでの豊富なノウハウと実績を活かし、今後も低炭素社会の実現に貢献していくかまえだ。
▼外部リンク
富士電機 ニュースリリース
http://www.fujielectric.co.jp/about/news/