J形ガスタービン 合計16基に
三菱日立パワーシステムズは丸紅と共同で、韓国に建設する出力95万キロワット級の新平澤天然ガス発電所向けJ形ガスタービン2基と蒸気タービンを受注、併せて、長期保守契約も締結した。
同発電所は、ソウルの中心部から南約80キロメートルの京畿道平澤市に建設。2019年11月の運転開始後は、ソウル周辺の電力需要を支える。
2014年12月の春川エナジー向けに次ぐ連続受注で、これにより、最新鋭J形ガスタービンの韓国向け受注は合計16基だ。
高い燃費性能と信頼性のJ形ガスタービン
J形ガスタービンは世界最高水準の高効率運転を実現。2009年の市場投入以来、国内外で順調に受注を拡大している。既に17基は営業運転を開始し累計運転時間はJ形全体で12万6,000時間を超える。
ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電は、ガスタービンでの発電に加え、その高温排ガスを利用し、蒸気タービンでも発電し、高い燃費効率でエネルギーの有効利用と環境負荷低減に貢献。このGTCC発電にJ形ガスタービンを用いると、従来型石炭焚き火力発電と比べCO2排出量を約50パーセントも低減。
今回の受注は、これまでの運転実績とこの高効率機の優れた性能と信頼性が高く評価された。韓国市場は大型ガスタービンに関係する発電所建設の発注が、この5年間で拡大。同社はそのうちの3分の2相当を受注し、韓国の大型ガスタービン市場において1位のシェアを誇る。
(画像はプレスリリースより)
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三菱日立パワーシステムズ株式会社 プレスリリース
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