未使用の水上で太陽光発電を
三井住友建設は5月18日、水上設置型の太陽光発電用フロートシステムを開発したと発表した。
太陽光パネルを装着するフロート、フロートを連結する連結板、そしてフロートと連結板を固定する緊結バンドによって構成されるシステムで、太陽光パネルをフロートごとに一枚ずつ取り付けて発電を行う。
今後普及が期待される水上での太陽光発電
太陽光発電の導入が全国で進んでおり、陸上での事業用地が減少しつつある近年、水上での太陽光発電に注目が集まっている。
周囲に日射を遮る建物が少ないうえに、陸上に比べて太陽光パネルの冷却効果が高いため、安定した発電量が期待できる。さらに、フロートシステムが水面を覆うことで藻が発生しにくくなり、水質改善効果も期待できる。
現在、国内にあるため池は約24万か所、ダムや貯水池、工業用水池などを合わせると、水上での太陽光発電用地には事欠かない。今後は各地で水面を利用した太陽光発電システムの普及が予測されることから、三井住友建設は今回のシステムを開発。今後は海外での展開も含め、積極的に提案していく方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三井住友建設株式会社のニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2015/051813531/
三井住友建設株式会社
http://www.smcon.co.jp/