災害公営住宅がついに完成
福島県川内村と積水ハウスは、6月より入居開始予定の「川内村宮ノ下地区災害公営住宅」の竣工にあたり、5月10日、入居予定住民向け説明会を開催したことを明らかにした。
福島県川内村では、東日本大震災及び福島第1原子力発電所の事故により、多くの村民が避難を余儀なくされており、被災者の住宅の再建・確保を1日も早く実現することが課題となっていた。
住宅の概要
「川内村宮ノ下地区災害公営住宅」は、東京電力福島第1原子力発電所事故の避難者向けに福島県川内村が整備した住宅で、「買取型災害公営住宅」と位置付けられている。
この買収型事業では、民間事業者が設計・施工を一括して担うことができるため、早期の住宅供給が可能なのがメリット。
今回、原発事故による避難者向け災害公営住宅の竣工は、福島県初であるとともに、双葉郡内に設けられた初の原発事故避難者向け住宅で、木造平屋、木造2階建て、全戸数は25戸。広さを確保し、ユニバーサルデザインにも配慮したという。
心と体を癒やせる場所に
川内村では、2014年6月に公募型プロポーザルを実施。積水ハウスが最優秀提案者に特定され、設計・施工を担当した。
なお、村では自分の家に戻るまでの間、新しいこの家が心と体を癒やせる場所になれば、と期待を寄せている。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
積水ハウス ニュースリリース
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/
福島県川内村 ホームページ
http://www.kawauchimura.jp/