運転管理を開始
JFEエンジニアリングは、5月11日、日本下水道事業団より受注し、建設を進めてきた「県北浄化センター汚泥乾燥施設建設工事」を完工し、福島県から受託した同施設の運転管理業務を4月より開始したことを明らかにした。
案件概要
「県北浄化センター汚泥乾燥施設」は、福島県伊達郡国見町大字徳江地内(県北浄化センター)に建設。処理能力は、1日あたり60トン(稼働率80%)である。
今回の受託業務では、放射性物質が検出されたため、容器に封入し、次の処理を行う飯館村の施設に搬出できる状態にする。
また、搬出される下水汚泥の安全性を確保するため、運転期間中一貫して汚泥の放射性物質の挙動調査を行い、放射線管理に万全を期するとともに、運転開始より施設の解体終了まで、作業環境の空間線量率等を測定し、施設と周辺の環境についても厳密な管理を行う計画だ。
なお、運転管理期間は、2015年4月~2017年3月を、また、解体・復旧期間は、2017年4月~2018年3月を予定しているという。
早期復興に貢献
JFEエンジニアリングは、これまで数多くの下水汚泥処理プラント施設の設計・建設および運転管理を手掛けてきた。
今後も豊富な知見、ノウハウをいかし、被災地の早期復興に貢献していく方針である。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/