米国の天然ガス火力発電事業に着眼
大阪ガスは、4月28日、100%子会社を通じ、米国・メリーランド州において建設中のセントチャールズ天然ガス火力発電事業(以下、セントチャールズ発電所)に参画することを発表した。
また、同事業の特別目的会社である、CPVメリーランド社の出資権益の25%を、丸紅より取得する持ち分取得契約を締結したことを明らかにした。
なお、米国では老朽化した石炭火力発電所の廃止による電力供給源の減少に対応するため、近年、天然ガス火力発電に注目が集まっているという。
発電所概要
セントチャールズ発電所は、発電能力72.5万kW、発電効率58%を有する、高効率(コンバインドサイクル方式)発電所だ。
環境にも優しい新規電源として、米国首都圏地域の電力供給に貢献し、運転開始後は、北米最大のPJM電力卸売市場で電力を販売する計画である。
なお、商業運転開始は2017年2月を予定している。
発電事業を積極展開
大阪ガスグループは、2004年、米国で天然ガス火力発電事業に参入した。
今後も米国を、海外エネルギー成長事業領域の1つと位置づけ、発電事業を積極的に展開していくとともに、国内でもその知見をいかしながらエネルギー事業充実を図る方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大阪ガス プレスリリース
http://www.osakagas.co.jp/company/press/