東芝製大型蓄電池を使用
住友商事株式会社は4月20日、アメリカ北東部において東芝製大型蓄電池による電力供給事業に参画することを発表した。
日本企業が日本製大型蓄電池を使用した海外での事業に参画するのは初めてとなる。
周波数調整市場向けに電力需給調整サービスを提供
住友商事、米住友商事株式会社は子会社であるPerennial Power Holdingsを通じて、再生可能エネルギーデベロッパー兼建設業者であるRESグループの米国法人Renewable Energy Systems Americas(RES社)よりWilley Battery Utility, LLC(WBU社)の株式を取得。WBU社は東芝製大型蓄電池を保有し、周波数調整市場に向けた電力需給調整サービスを提供する。
WBU社が保有する大型蓄電池は東芝製のコンテナ型蓄電池で、最大出力6メガワット、容量2メガワットアワーの性能を有する。東芝が納入とメンテナンスを担当する。
変圧器等の供給や据え付け、稼働時のシステム管理・操作・制御等はRES社が行う。4月に着工し、2015年12月から運用を開始する予定。今後、東芝、RES社、住友商事グループの持つ技術力や知識、ノウハウなどを融合し、テキサス州やカリフォルニア州などの潜在市場への参画も検討する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
住友商事株式会社 プレスリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=28569