新宿東宝ビル新築工事にJFEスチールの高張力厚鋼板が初採用

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新宿東宝ビル新築工事にJFEスチールの高張力厚鋼板が初採用

2015年04月21日 23:30

柱材に高張力厚鋼板「HBL 630-L」

JFEスチールは4月20日、自社開発の高張力厚鋼板「HBL 630-L」が、「新宿東宝ビル新築工事」に採用されたと発表した。

近年、超高層建築物の意匠が多様化しており、強度の高い柱材の需要が増えている。そこで当JFEスチールは、従来の約1.6倍の引張強度である780N/平方ミリメートル、降伏強度の比率が85%以下を兼ね備えた低降伏比高張力厚鋼板「HBL630-L」を新たに開発した。

オンライン処理で納期を大幅短縮

建築用の鋼材に求められる加工・溶接性を満たしたうえで、高強度と低降伏比を両立させるためには、熱処理段階での複雑な工程が必要となるため、オフラインで作業が行われるのが一般的だ。

しかし「HBL630-L」は、JFEスチール独自開発の厚板オンライン熱処理設備「HOPR」を利用して、連続でオンラインによる熱処理を可能にし、工期の大幅短縮を実現。さらに、「HBL630-L」を使った溶接4面BOX柱を使用すれば、柱を細くできるため、今回の採用が決定した。

「新宿東宝ビル新築工事」は東宝が東京都新宿区歌舞伎町で開発する地上30階建ての高層ビル。竹中工務店が設計・施工を担当し、今年3月に竣工したばかりだ。

(画像はニュースリリースより)

▼外部リンク

 

JFEスチール株式会社のニュースリリース
http://www.jfe-steel.co.jp/release/2015/04/150420.html

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