環境に配慮した災害に強い街づくり
東北電力は、4月20日、宮城県石巻市新蛇田地区に設置する「石巻蛇田太陽光発電所」新設工事を開始したことを明らかにした。
なお、このプロジェクトは、石巻市、東芝とともに採択された、平成23年度経済産業省補助事業「石巻スマートコミュニティ導入促進事業」の一環であるとともに、石巻市震災復興基本計画における重点プロジェクトの一つと位置づけられている。
新発電所概要
新発電所は、容量120kWの蓄電池とともにモデル地区である石巻市新蛇田地区に新設される計画で、出力規模は300kW、年間発電電力量は、一般家庭約90世帯分の使用電力量に相当する約31万kWh、年間約180トンのCO2削減を見込む。
なお、運転開始は、平成28年3月を予定している。
エコ・セーフティタウン構想の実現
東北電力は、同市のエコ・セーフティタウン構想に基づき、同地区内に「地域エネルギー管理システム(CEMS)」を導入し、再生可能エネルギーの導入拡大を図るとともに、災害時でも灯りが消えないまちづくりの実現をめざす。
また、蓄電池により太陽光発電の出力変動を調整して、電力系統の安定化を図るシステムを導入し、東芝が導入する需要家統合システムと協調連携することで、地区内のエネルギー管理を図りながら、次世代を見据えた新しい都市づくりに貢献していく方針だ。
(画像はプレスリリース別紙より)
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東北電力 プレスリリース
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/
プレスリリース 別紙
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