「遮音高性能乾式二重床」を開発
大成建設株式会社と株式会社トップ工業が、重量床衝撃音や、固体伝搬音を大幅に低減する「遮音高性能乾式二重床」を開発した。
これまでの乾式二重床では、配管スペースとして床材とスラブに挟まれた空間を作り、部屋の配置等を自由に設計できるため多くの集合住宅で採用されてきた。
しかし共振特性があることによって重量床衝撃音や、固体伝搬音を増幅させるという問題があった。
コストも低減可能
そのため大成建設はトップ工業と共同にて、床材を安定的に支え揺れを抑制することが可能な二連支持脚と、硬質石膏ボードやパーチクルボードといった床材を組み合わせることによって「遮音高性能乾式二重床」を開発した。
コスト面においては材料費や施工費を低減でき、スラブ厚を増やす対策が不要なため、構造コスト低減も実現できる。
遮音高性能乾式二重床の特性としては、重量床衝撃音のエネルギーを低減するということだ。これまでのタイプと比較すると、下室への重量床衝撃音を70~90%低減できる。
また固体伝搬音についてもこれまでの乾式二重床に対して70%低減効果があると実証されている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大成建設株式会社 プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2015/