土木女子のための安全用品を開発
大成建設は4月14日、谷沢製作所と共同で女性専用の「ヘルメット」「安全帯」「フルハーネス安全帯」を開発したと発表した。
最近では、幅広い分野で女性の活躍が目立つ。建設業界でも女性技術者や女性技能者に注目が集まっており、「土木女子」という呼称を耳にする機会も多くなった。
しかし女性技術者の働く環境が整備されているとは言いにくく、安全用品や作業用品の種類も少ない。現在、女性技術者は男性用の一番小さいサイズを着用して作業をする場合が多いため、現場の女性から「使いづらく、動きにくい」といった意見が多く寄せられている。
全国の作業所からネットで購入可能
そこで大成建設は女性技術者が安全かつ機能的に働けるように、女性向けの安全用品を開発することを決定。実際に作業現場で働く女性社員の意見を取り入れ、軽量で女性にジャストフィットするサイズの「ヘルメット」「安全帯」「フルハーネス安全帯」を作製した。
これらの商品は、トラスコ中山が制作する「なでしこプロツールカタログ」に掲載すると同時に、アスクルの大企業向け一括購買サービス「ソロエルアリーナ」の協力によって、全国の作業所からインターネット通販を利用して、手軽に購入できるシステムを構築した。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大成建設株式会社のプレスリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2015.html