ガスタービン発電設備を受注
川崎重工がカワサキ・ガスタービン・アジア社を通じて、ガスマレーシアエネルギーアドバンス社から、マレーシア向けのガスタービン発電設備2台を受注した。なおカワサキ・ガスタービン・アジア社では、東南・西南アジアのガスタービン販売・サービスを行っており拠点としての役割がある。運用開始予定は2016年中頃だ。
川崎重工はガスタービンの高い技術力と、豊富な納入実績に基づく優れた信頼性を活かし、今後は東南アジアにて販売を拡大していく。
特に成長市場として期待される地域でもあるため、現時点でも多数の日系企業が進出している。そのため今回の受注をきっかけとして、今後もさらに販売を強化していく予定だ。
今後も様々な地域で展開予定
また東南・西南アジア以外の地域である欧州や、米国、日本を含むアジア極東地域においてもガスタービン事業を積極的に展開していく。
今回受注したガスタービン設備は、川崎重工が開発した「L20A」を搭載する天然ガス焚きの「GPB180D」だ。
ガスマレーシアエネルギーアドバンス社が、東レ株式会社のマレーシアにおけるグループ会社である東レグループマレーシアに対して実施する予定のエネルギーサービスに活用される。
このガスタービン設備は、マレーシア北部のペナン州にある東レグループマレーシアの工場の主電源、また熱供給設備として設置される。ガスタービンからの排熱は、工場の生産工程で利用する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
川崎重工 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20150407