ミャンマーの水力発電所向け
東芝は、3月30日、中国にあるグループ会社「東芝水電設備(杭州)有限公司」が、ミャンマー電力庁アッパーイェワ水力発電所向けに、発電設備を受注したことを発表した。
ミャンマーでは、現在、水力発電が主力の電源であり、国内の電力のおよそ75%を占めている。今後も、高い経済成長に伴って、水力発電をはじめとした発電所の建設が多数計画されているという。
受注概要
東芝グループは、1989年に出力28.4MWのセダウチ水力発電所向けに水車を供給した実績があり、今回のミャンマーにおける受注は2件目となる。
今回受注したのは、ミャンマー電力庁が、マンダレー北東に建設予定の、出力308MWのアッパーイェワ水力発電所に設置する77MWの水車、および水車発電機4ユニット。EPC契約者である中国の浙江国貿集団東方機電工程有限公司に、2016年3月から順次納入していく予定だ。
120年以上の実績をいかす
東芝グループは、1894年に日本最初の事業用水力発電所である蹴上発電所向けに、国産初の水車発電機を納入して以来、東南アジアをはじめ世界各国に多数の水力発電ユニットを納入してきた。
これまでの水力発電事業における120年以上の実績と高い技術力で、今後も再生可能エネルギーの安定供給に向けた取り組みを、グローバルに展開していく方針である。
(画像はホームページより)
▼外部リンク
東芝 プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2015_03/pr_j3002.htm