今年9月完成
東芝は3月23日、加賀東芝エレクトロニクスにおいて新しく技術棟の建設を開始すると発表した。
技術棟の建設は3月25日に開始され、今年9月に完成する予定である。
賀東芝エレクトロニクスはディスクリート半導体と呼ばれる電子部品をウエーハの製造から完成品の製造まで一貫して行っている。
ディスクリート半導体は、携帯電話やテレビ等の家電製品を始め、自動車、列車、ロボットなど電気の流れる回路基板の中で多数使われ、様々な機能を果たすとともに、小型化・省電力化・高機能化によって最終製品の進化にも大きな役割を果たすものである。
ディスクリート半導体事業を拡大
今回の技術棟建設は、パワー半導体、白色LED技術などのディスクリート半導体の開発効率向上を図る目的で行われ、同社はディスクリート半導体事業を拡大に向け、2014年、マイクロエレクトロニクスセンター(川崎)と姫路半導体工場から開発技術者を加賀東芝に集結させ、研究開発から量産までの一貫体制を構築した。
新しい技術棟の建設は、敷地内に分散していた開発部門の執務室を集結し、さらなる開発効率を加速させるものである。
同社は加賀東芝エレクトロニクスをディスクリート事業の主要拠点として位置付け、現行世代品の製造から次世代デバイスの開発まで積極的に行っていくとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東芝 プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/