広島県三原市より受注
三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング(以下、MHIEC)は、3月24日、広島県三原市から一般廃棄物焼却施設「三原市清掃工場」の基幹的設備改良工事を受注したことを発表した。
一般廃棄物焼却施設の改修・改良工事は、近年活発化。新規施設の建設が難しい地方自治体の状況と、国が創設した交付金制度の利用が背景にあるという。
受注概要
「三原市清掃工場」は、1999年3月、三菱重工業の設計施工により完成したもので、処理能力60トン/日(16時間連続運転)のストーカ炉2基および関連設備で構成されている。
今回、工事対象となるのは、受け入れ供給設備、燃焼設備、燃焼ガス冷却設備、排ガス処理設備、余熱利用設備、通風設備、灰出し設備、電気設備、計装設備、雑設備など。
各機器に高効率モーターを採用することなどにより長寿命化と省エネ化をはかるとともに、CO2排出量を年間約78トン以上削減することで、環境負荷低減に貢献するという。
なお、完成は2017年3月をめざす。
総合的ソリューション提案力を強みに
MHIECは、2008年、三菱重工業の廃棄物処理施設における建設・運営ノウハウを引き継いだ。
今後も、既存廃棄物処理施設の長寿命化や省エネ化に取り組み、ライフサイクルコスト低減に向けた提案を積極的に推進していく方針である。
(画像はホームページより)
▼外部リンク
三菱重工化学・環境エンジニアリング ニュースリリース
http://www.mhiec.co.jp/news/150324.html