落差の少ない水路でも設置可能な発電システム
日本アジアグループは3月19日、子会社のシーベルインターナショナルが、UNIDO(国際連合工業開発機構)と「アフリカエチオピアプロジェクト」の正式契約を結んだと発表した。
シーベルインターナショナルは、水流を利用した超低落差型のマイクロ水力発電システム「ストリーム」を開発。主にアジアやアフリカなどの新興国に向けて供給を行う、小水力発電システム会社である。
無電化村200世帯などに電力を供給
「アフリカエチオピアプロジェクト」は、エチオピアの無電化村約200世帯と無電化学校に電力を供給するための事業。
定格発電約20キロワットの「ULTRA LOW-HEAD MICRO HYDROPOWER SYSTEM for mini grids(超低落差マイクロ水力発電システム 独立電源ミニグリッド)」を1ユニット設置し、電力を供給する。このシステムは、落差の少ない水路でも設置できるのが最大の特徴だ。
4月には設置が完了し、日本政府、エチオピア政府、国連による設置完了セレモニーが開催される予定だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
日本アジアグループ株式会社のニュースリリース
http://www.japanasiagroup.jp/cms/pdf/1009/2015-03-19.pdf