中低層用カーテンウォール「MLCW」
株式会社LIXILが、中低層用カーテンウォール「MLCW」の販売を開始すると発表した。
低価格化を実現
「MLCW」の耐風圧性能は2000Pa、水密性能1000Paと中層用に適した性能を実現した。またユニットのスリーブにフックを掛ける新開発の施工方法「フック式スリーブ」方式と、これまで2カ所必要であったブラケットの固定を背面の1カ所のみとする「シングルブラケット構造」を採用することにより部材と施工工程を削減した。その結果、従来よりも低価格を実現することができた。
また加工・組立の工程を簡素化したため、全国各地のフロント工務店でユニットの製造ができるようになった。そのため従来のメーカー工場での一括製造と比較すると、商品納期を大幅に短縮することが可能だ。
方立間には2.5mmのクリアランスを設けており、無目の熱伸びや施工誤差を方立内で吸収することができる構造を採用している。そのため高層用商品と変わらない熱伸びにも対応している。
これまで中低層階のカーテンウォールの場合は、専用品というものがほぼない状態であった。そのため高層用を利用することが一般的だったが、高層用の商品の場合は中低層用に求められる性能よりも高い性能が最初から設定されているため商品価格が高いという問題点があった。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
株式会社LIXIL ニュースリリース
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2015/050_office_0319_01.html?