受注金額は130億6,800万円
川崎重工は3月19日、西松建設と共同で大阪府高槻市より「高槻市ごみ処理施設建設工事」を受注したと発表した。契約金額は130億6,800万円(消費税込み)。
「高槻市ごみ処理施設」は“ごみ焼却施設”と、破砕と選別を行う“前処理施設”の2つの施設で構成される。
排ガスの少ない環境に配慮したごみ処理施設
ごみ焼却施設の処理量は1日150トン。高速回転式破砕機を用いる前処理施設では5時間で24トンのごみの破砕が可能だ。
ごみ焼却施設には、少ない空気量でも完全燃焼が可能な独自開発のストーカ式焼却炉を採用。このほか排ガス再循環システムを利用した排ガス量の低減、ろ過式集じん器、排ガス洗浄装置及び触媒脱硝装置を組み合わせた最新の排ガス処理機能により、環境負荷を低減する。
また、高温高圧ボイラと抽気復水式蒸気タービンを組み合わせ、発電効率18%以上の高効率発電も行う。
建設地は、淀川沿いに位置する既存施設の敷地内。高槻市が掲げる「安全で安心」、「環境にやさしい」、「財政負担の少ない」ごみ処理施設に基づいて設計され、敷地全体の景観はもちろんのこと、周辺環境との調和にも配慮した施設となる。完成は平成31年3月15日の予定だ。
(画像は、川崎重工のホームページより)
▼外部リンク
川崎重工業株式会社のニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20150319_1.html