インドの大規模電源開発事業
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、3月9日、インド合弁会社であるL&T-MHPSボイラー社およびL&T-MHPSタービン・ジェネレーター社(以下、両社)が、超臨界圧石炭焚きボイラーおよび蒸気タービンをそれぞれ受注したことを発表した。
インドでは、経済発展に伴う電力需要の急増により、一部の地域では電力不足が深刻化。今回のプロジェクトは、大規模な電源開発計画の一環と位置付けられている。
受注概要
インドのマディヤ・プラデシュ州発電会社は、スリィ・シンガジ発電所を、インド中部のマディヤ・ブラデシュ州カンドワ市近郊に新設する計画で、今回両社が受注した設備は、新発電所1、2号機向け出力各66万キロワットの超臨界圧石炭焚きボイラーおよび蒸気タービン各2基である。
MHPSは、中核機器となるボイラー耐圧部やタービンの大型動翼などを製作し、両社に供給。運転開始は、1号機が2018年4月、2号機が2018年8月の予定だ。
今後の展望
MHPSには、超臨界圧および超々臨界圧石炭火力発電分野で豊富な実績があり、インド向け超臨界圧ボイラーおよび蒸気タービンの受注累計は、今回で13基となった。
今後も引き続き、インドをはじめ、海外における電力の安定供給と環境負荷の低減に努めていく方針である。
(画像はホームページより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20150309.html