上海の大型施設に納入
三菱電機は、3月5日、中国・上海市の大型商業施設「上海新世界大丸百貨」(地上7階、地下5階建て)にスパイラルエスカレーター12台を含む計51台のエレベーター・エスカレーターを納入したことを発表した。
「上海新世界大丸百貨」は、上海市の目抜き通りである南京路の一等地に建設した大型商業施設で、5月に全面開業の予定だという。
スパイラルエスカレーターの概要
スパイラルエスカレーターは、らせん状の弧を描きながら、滑らかに昇降するエスカレーターだ。
傾斜に応じて段階的に中心点を移動させる「中心移動方式」の採用により、エスカレーター特有の動きを実現した。
また、ステップを動かすためのチェーンには、さまざまな角度に対応出来る特殊なチェーンを使用。レールや手すりには、3次元のねじれを加えながらも最終精度0.1ミリメートルを確保したという。
納入台数は過去最多
三菱電機が独自開発したスパイラルエスカレーターは、1985年に発売を開始。その後、1案件で12台納入した例はこれまでにない。
同社では、今回納入したスパイラルエスカレーターを、商業施設中央の吹き抜け部分に設置することで、デザイン空間演出の一役を担うものと位置付けている。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2015/pdf/0305.pdf