インド国営火力発電公社のボイラーを受注
三菱日立パワーシステムズのインド合弁会社であるL&T−MHPSボイラー社が、インド国営火力発電公社が新設するタンダ超臨界圧石炭火力発電所1、2号機の超臨界圧ボイラー2基を受注したと発表した。
インドは経済発展に伴う電力需要の急増によって、電力の需給ギャップが顕在化しており、一部の地域では電力不足が深刻化している。そのため大規模な電源開発計画を打ち出しており今回のプロジェクトもその一環だ。
ボイラーはL&T−MHPSボイラー社が製作
今回の超臨界圧ボイラー2基は三菱日立パワーシステムズと、インド建設・重機最大手のラーセン・アンド・トウブロとの合弁会社であるL&T−MHPSボイラー社が製作。供給から現地据付、そして試運転まで担うことになっている。その中で三菱日立パワーシステムズは、大型ボイラー2基の中核となる耐圧部を供給する。
インド国営火力発電公社は、国内発電シェア約25パーセントを占めるインド最大の電力事業者だ。火力発電の建設や運営、コンサルティングなどの他にも、水力発電の開発などを手掛けている。
運転開始は1号機が2018年7月、2号機が2019年1月の予定。これによって、インド向け超臨界圧ボイラーの受注累計は11基となる。
(画像はホームページより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20150304.html