出光大分地熱が滝上事業所にバイナリー発電所
出光興産は3月2日、子会社である出光大分地熱が大分県玖珠郡九重町に所有する滝上事業所に、バイナリー発電所を新たに建設すると発表した。
出光大分地熱は、九州電力の地熱発電所・滝上発電所の共同運営者として蒸気部門を担当。操業を開始した1996年以来、出力2万5,000キロワット相当の発電用蒸気を供給してきた。2010年6月には九州電力からの要請に応え、27,500キロワットへの出力増強にも対応した。
出力5,050キロワットの大規模バイナリー発電所
今回、未活用の熱水を有効活用するため、滝上事業所の生産1号基地内に、バイナリー発電による地熱発電所を建設する。稼働開始は、2017年3月の予定だ。
バイナリー発電は、熱源に水と低沸点媒体の2つの流体を利用する発電方式である。従来の発電システムとは異なり、低温の蒸気と熱水でも発電できるのが特徴だ。
滝上バイナリー発電所の発電容量は5,050キロワット、年間発電規模は3,100万キロワット時を見込む。
(画像は、ニュースリリースの参考資料より)
▼外部リンク
出光興産株式会社のニュースリリース
http://www.idemitsu.co.jp/company/news.html
滝上発電所 地熱発電について 資源エネルギー庁
http://www.enecho.meti.go.jp/category/resources_and_fuel