設備拡張や建屋の延長などを行う
東南アジアの最南部にある国、ミャンマー連邦共和国(ミャンマー国)は、昨今急速な経済成長を遂げており、現在国内でのインフラ整備が着々と行われている。
ミャンマー国建設省とJFEエンジニアリング株式会社との合弁会社J&Mスチールソリューションズ株式会社は2015年2月26日、ヤンゴンにある鋼構造物製作工場を拡張すると発表した。
この合弁会社では、ミャンマー国のインフラ整備を行うため、2014年4月より鋼橋製作工場を稼働。
国内の道路橋や鉄道橋を受注するほか、JFEエンジニアリングが請け負った、ミャンマー国外で使用する橋梁ブロックを製作するなど、工場はフル稼働状態である。
海外生産拠点としてODA案件の制作も可能に
こうしたことから、同社では今後の需要増加を見込み、2016年3月末までに工場の生産能力を現在の倍量である年産2万トンに拡大することを決定。
それにともない今回、工場増築のための用地をほぼ2倍に、用地内の建屋も増築し、NCプラズマ裁断機などの加工設備や大小の孔明け装置、屋内外のクレーンや塗装用テントなど増設するなど工場設備の拡張を行う。
今回の設備拡張にあたり、日本仕様の防錆・防食を施すことができる塗装設備を新たに導入。JFEエンジニアリングの海外生産拠点として、ODA案件など鋼橋の製作も可能となる。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
2015年 – ニュース – JFEエンジニアリング 株式会社
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2015/20150226083530.html