「適正な施工確保のための技術者制度検討会」開催
国土交通省は2月26日、「第3回 適正な施工確保のための技術者制度検討会」を開催した。座長は、東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻・小澤一雅教授。
少子高齢化が進み、労働力不足が懸念されるわが国で、特に人材不足が深刻なのが建設業界である。技術者の高齢化が進むとともに、若年入職者が減少しているため、建設業の担い手の確保と育成が喫緊の課題となっている。
技術者の早期確保のため、実務経験期間を再検討
そこで国土交通省では、優秀な技術者の確保と育成を促すための施策を検討するため、「適正な施工確保のための技術者制度検討会」を設置。2014年9月と12月に検討会を開いて、話し合いを進めてきた。
検討会では技術制度の現状と課題の確認、新たな施策についての議論が行われるが、具体的には技術検定資格が早期に取得できるよう、実務経験期間の見直しや、主任技術者と監理技術者の役割の明確化など、各種制度の再検討を行う。
3回目となる今回の検討会では、前回に引き続き「業界団体等へのヒアリング」のほか、「技術者制度、技術検定試験」について話し合った。
(画像は、国土交通省のホームページより)
▼外部リンク
国土交通省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo13_hh_000310.html
適正な施工確保のための技術者制度検討会 – 国土交通省
http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const.html