様々な施工条件に対応
大成建設株式会社とブイ・エス・エル・ジャパン株式会社は2月19日、両端プレート定着型せん断補強鉄筋「I-Head-bar」を開発したと発表した。
「I-Head-bar」は円形プレートよりもサイズの小さい矩形プレートを用いたことで、過密配筋に対応し、両端の矩形プレートの向きを同じ向きや45度、90度などにずらすことで過密で複雑な配筋状況でも確実に設置することができる。
また、鉄筋の曲げ加工は工場にて行われるため、現場の手間を省き、施工の省力化が可能になる。
短工期で高品質
地震の揺れなどで建築部材がずれて切断される「せん断」による破壊を防ぐために使われる鉄筋がせん断補強鉄筋であり、柱や梁のような建物の構造を支える軸が曲がらないようにする鉄筋を「主筋」といい、この主筋に巻きつけて束ねる形で使われる。
Head-barはこれまで3,000万本以上使用されてきた実績があり、今回のラインナップ拡充は、特に過密配筋の構造物施工など更なる用途拡大を図り、より短工期で高品質かつ耐震性の高いコンクリート構造物の建設を可能にする。
(画像はプレスリリースより)
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大成建設 ニュースリリース
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