独自技術を活用した精製設備はアジア初
株式会社ユーグレナは2015年2月20日、バイオ燃料精製実証設備の建設に向け、米国シェブロンラマスグローバル社(CLG社)と共に、独自のバイオ燃料製造技術を採用することに関する基本合意契約を締結したと発表した。

葉緑体によって光合成を行う、微細藻類であるミドリムシ(学名:ユーグレナ)は、人間が必要とする栄養素のほぼ全てを含むとして今注目を集めている。
2005年に世界で初めて屋外大量培養技術の確立に成功した同社では、ユーグレナを活用した機能性食品や化粧品などのほか、バイオジェット燃料とバイオディーゼルの生産に向けた研究を行っている。
ユーグレナバイオジェット燃料事業の実現を目指す
今回の基本合意により、独自技術である「バイオ燃料アイソコンバージョンプロセス技術」を活用したバイオ燃料精製設備を、アジアでは初めて日本国内に建設し、ユーグレナなどのバイオマスから抽出した油脂をバイオジェット燃料へ精製する事業への実現を目指す。
具体的には、2015年3月中をめどにライセンス契約などの締結を実施。その後バイオ燃料精製実証設備の設計や建設が開始される予定。
(画像は公式サイトより)
▼外部リンク
Lummus Global,LLCとのバイオ燃料精製実証設備の建設に向けた基本合意について(pdf)
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid