ケニアの地熱発電所が完成
東芝は、2月20日、豊田通商と現代エンジニアリングとともにケニア電力公社から受注したオルカリア1号および4号地熱発電所が完工したことを発表した。
同国は、2030年までに、国全体の発電容量を現在の166万キロワットから1750万キロワットまで拡大したいとし、今後、多数の新規地熱発電所の建設を進める予定である。
新発電所の概要
オルカリア1号および4号地熱発電所は、同国の総発電設備容量の約20%相当分にあたる28万キロワットの電力を供給するもので、ケニア最大の地熱発電所となる。
東芝は、2013年、主要機器である7万キロワット地熱蒸気タービンと発電機を4セット納入。その後、機器の据え付けと試運転を経て、2014年9月に4号地熱発電所、また2015年1月に1号地熱発電所がそれぞれ営業運転を開始したという。
今後の展開
東芝は、地熱発電設備において、世界トップクラスのシェアを誇り、北米、中南米、東南アジア、欧州など世界各国に52台、約340万キロワットの地熱発電設備を納入している。
今後は、電力需要の拡大が見込まれている中東、東アフリカをターゲットに、地熱発電をはじめ、火力発電、水力発電、風力発電など、自然エネルギーの安定供給に取り組むかまえだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東芝 プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2015_02/pr_j2001.htm