2016年4月操業
ニプロ株式会社は2月19日、医薬品事業の急拡大に伴い、外用剤の安定供給体制を確立するため、グループ会社であるニプロパッチ株式会社の新工場を秋田県大館市二井田工業団地に建設すると発表した。
新工場は、溶剤型テープ剤を中心に生産を行う予定で、2016年4月の操業開始を予定している。
需要の拡大見込み
同社は2020年度連結売上高5,000億円を目標とし、医薬品事業部門において、販路のグローバル化、コスト面での競争優位の確立および生産能力の拡充を急務としている。
中でも経皮吸収製剤の需要は更なる高まりを見せており、これまで経口剤あるいは注射剤として投与されていた薬物を経皮吸収製剤とする研究開発も盛んだ。
このような、環境変化に的確に対応するため、グループ内唯一の外用剤メーカーであるニプロパッチが生産能力を拡充し、先進国を中心に需要の拡大が見込まれる外用剤を良質・廉価に供給し、品質保証体制を完備しながら、災害リスクを回避するため、今回新たな工場建設を決定した。
同社は将来的に、他の外用剤を含めた多種製剤への対応を目指すほか、併せて新興国への供給も計画しているということだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ニプロ株式会社 ニュースリリース
http://www.nipro.co.jp/ja/news/