ダバオ市で廃棄物発電事業を実施
新日鉄住金エンジニアリングは、2月16日、JICAが支援する「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」において、北九州市等と連携して「フィリピン/ダバオ市廃棄物利用発電技術普及促進事業」に提案・応募し、正式に採択されたことを発表した。
フィリピン国では、近年の経済発展、都市化の進展に伴い、廃棄物発生量の増大と、それに伴う最終処分場不足への対応が求められているという。
事業概要
今回採択された事業では、フィリピン国ミンダナオ島の中核都市ダバオ市で初めてとなる「廃棄物発電事業の可能性検討」が2016年1月までの間、実施される計画だ。
事業化にむけ、現地調査、ダバオ市関係者への研修を行い、増大する廃棄物の大幅な減量化とそのエネルギー利用を同時に図る「ごみ発電(Waste to Energy)事業」を実施することで、日々増大する廃棄物発生量と処分場の負荷削減をめざす。
廃棄物処理プラントビジネスを強化
新日鉄住金エンジニアリングは、グローバルに環境問題に対応できる環境プラントエンジニアリング企業として、効率的な廃棄物管理・処理システムの調査、検討により一層取り組む姿勢だ。
また、これまでの知見と実行経験に基づき、東南アジア地域における廃棄物処理プラントビジネスの営業を、更に強化していく方針である。
(画像はホームページより)
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日鉄エンジニアリング(旧:新日鉄住金エンジニアリング)