日立製作所(以下、日立)は、2月16日、日立エレベーター・アジア社および日立リフト・インディア社と、インド・ムンバイで建設が進められている高級住宅プロジェクトCrescent Bay向けに、58台のエレベーターを一括受注したことを発表した。
Crescent Bayは、6棟(地上48階~62階)から成る高級住宅で、2018年に竣工予定。インド国内で最もデザイン性の高い住宅のひとつとして関心が集まる物件だという。
今回、日立が受注したエレベーターは、分速240メートルの高速エレベーター46台を含む計58台。インドにおける日立の高速エレベーターの受注としては、過去最大級の大口案件である。
これらのエレベーターには、地震時管制運転装置を採用。地震による初期微動、主要動を検知した場合、迅速に乗りかごを最寄り階に避難させることができる。
また、エレベーターの運転状況に応じて発生する回生電力を活用して消費電力を低減し、学習した運行パターンを元に利用者の動きを予測して複数台のエレベーターを効率よく配車。
さらに、乗り場ボタンを押すと、最適な該当号機のランタンが点灯するシステムを採用するなど、利用者がより高い満足度を得ることができる機能が満載だ。
日立は、2008年1月に日立リフト・インディア社を設立し、インドにおける昇降機事業を開始。近年では、ニューデリー、バンガロールなど主要都市すべてで事業を展開している。
今後はインドの他都市へも事業を拡大し、より安全で快適な高品質の製品を提供していく方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
日立製作所 ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2015/02/