スマートアグリプラントにバイオマスボイラ設備が完成
JFEエンジニアリング株式会社が北海道苫小牧市のスマートアグリプラントにて、バイオマスボイラ設備が完成し、温室への熱とCO2供給の実証試験を開始したと発表した。
これまでバイオマスボイラの燃焼ガスはLPGなどの燃焼ガスと比較すると不純物などが多いため、温室への供給は行われていなかった。そのためJFEエンジニアリングは浄化設備を開発し、国内で初めてバイオマスボイラから排出されるCO2の栽培利用を可能にした。
燃料コストを抑える
またこのCO2併給型バイオマスボイラ設備の経済効果については、他の熱供給と比較して燃料コストを3割程度に抑えることができると見込んでいる。
JFEエンジニアリングは今回、苫小牧市にガスエンジンによるトリジェネレーションシステムを備えたスマートアグリプラントを建設した。
その施設では、グループ会社であるJファーム苫小牧株式会社がトマトとベビーリーフの生産を行っている。
JFEエンジニアリングは熱源をプラントで利用する実証を行うため、バイオマスボイラ設備を新たに建設した。
この設備は木質チップを燃料とし、プラントに熱とCO2を供給するものだ。プラントを立地する地域にある木質バイオマス資源を有効的に活用する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社 ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2015/