総合パッケージング事業を行う工場を設立
王子グループがミャンマー連邦共和国ヤンゴン郊外のティラワ工業団地内に、総合パッケージング事業を行う新工場を建設することを決定した。王子グループは現在、東南アジアとインドへのパッケージング事業を積極的に展開している。
新工場はマレーシアの王子グループ子会社とOji Asia Packaging Sdn.Bhd.及びOji Asia Management Sdn.Bhd.がそれぞれ90%、10%を出資し、ミャンマーに現地法人を設立する。
包装材不足に対応
ミャンマーは2011年に民政化して以降、豊富な天然資源を持つことで注目され、急速に経済発展が進んでいる。特に経済の中心地であるヤンゴンは、繊維・縫製業や飲料・加工食品事業等の進出が続き、その中でもティラワ工業団地では、日系企業を中心として今後さらに事業進出が加速していくと考えられる。
その一方でミャンマーは、電力・水・道路といったインフラの整備や、その他の裾野産業が今後の課題となっている。そのため包装材分野においても、近代的な加工設備を持つサプライヤーは限られており高級品や、輸出向けへの包装需要に対応できる現地企業が不足している。
王子グループはヤンゴン市内のミンガラドン工業団地にて、本年5月に段ボール工場を稼働させる予定で進めているのだが、ティラワ工業団地においても、総合パッケージング会社として国際レベルの包装材のワンストップセンターを設立したいと考えている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
王子ホールディングス株式会社 ニュースリリース
http://www.ojiholdings.co.jp/news/2015/150206.html