日本最大級の洋上風力発電所
日立造船は新潟県北部の村上市岩船沖に、国内最大級の大きさとなる洋上風力発電所を建設すると発表した。建設は住友電気工業、日立製作所、三菱商事など10社との共同事業となり、総授業費は一千億円規模の見込み。今年度から調査に入り、2020年度に着工2024年度の稼働を目指す。
地元が誘致
この事業は、洋上風力発電事業を地球温暖化対策と地域活性化として推進している新潟県村上市が誘致したもので、日立造船を中心とするコンソーシアムが「岩船沖洋上風力発電事業者」として採択された。市では「村上市岩船沖洋上風力発電推進委員会」を設置し積極的に導入を推進、漁業関係者との折衝を行う。
出力の規模
沖合2キロの水深10メートルから35メートルの約2,700ヘクタールの海域に44基の風車を設置し、発電出力の規模は22万キロワット。これで約17万世帯分の電気を供給できるという。
上昇する買い取り価格
太陽光発電より効率的とされる洋上風力発電の建設は政府も支援しており、その普及に向け昨年4月には陸上風力発電より約6割も高い買い取り価格(1キロワット時36円)が設定され、今後も買い取り価格の上昇が見込まれている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日立造船株式会社
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2015/02/001542.html