国内最大級の試験設備を建設、微細藻由来バイオ燃料を製造

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国内最大級の試験設備を建設、微細藻由来バイオ燃料を製造

2015年02月07日 16:00

屋外大規模培養試験設備を建設

IHIは、2月5日、神戸大学およびネオ・モルガン研究所とともに、鹿児島県内にバイオ燃料用藻類(ボツリオコッカス)の屋外大規模培養の試験設備を建設し、2015年度に運用を開始することを発表した。

なお、このプロジェクトは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業」において採択されたものである。

国内最大級の設備

鹿児島県鹿児島市七ツ島に、国内最大級となる1,500平方メートルにスケールアップした培養池を有する屋外大規模培養試験設備を設置。

高速増殖型ボツリオコッカス株を用いて屋外安定培養に努め、優れた新株の獲得、課題抽出等を含めた安定的な藻体量産技術の確立を、事業化に向けて進める方針だ。

なお、2015年3月の竣工をめざす。

今後の展望

IHI等は、2012年度より、藻類を活用したバイオ燃料製造の技術開発に取り組み、ボツリオコッカス株を活用することで、翌年度は100平方メートル規模での屋外安定培養に成功している。

なお、今回の建設、運用開始により、将来的には、海外での事業実施場所の選定を進めると共に、微細藻由来バイオ燃料製造に係るコスト低減に資するプロセス全体の改良が期待される。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

IHI プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2014/press/

神戸大学 ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/

ネオ・モルガン研究所 ホームページ
http://www.neo-morgan.com/

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