トルコで商業生産を開始
豊田通商は、1月27日、トルコ共和国の電磁鋼鈑加工会社「テクノ スチール プロセッシング ターキー(以下、TSPT)」にて、2015年2月中旬より商業生産を開始し、欧州を中心とした周辺国及びトルコへの販売を行うことを発表した。
なお、同国は内需が旺盛で、今後電力分野の成長が見込まれることから、国内での電磁鋼板の需要も十分期待できるという。
TSPTの概要
TSPTは、2013年、変電所の変圧器などに使用される電磁鋼鈑加工会社として、トルコ共和国首相府投資促進機関の協力のもと、イスタンブールに近いブルサ県のフリートレードゾーンに設立された。
欧州では2015年7月より変圧器の高効率規制が義務化。また、北アフリカ・中近東でも人口増加が見込まれることから、今後、伝導効率のよい電磁鋼板の更なる需要の高まりに期待が寄せられる。
なお、同社は、メキシコ、インドに続く、第3の電磁鋼板加工事業海外拠点になるうえ、欧州・北アフリカ・中近東の3地域への戦略的な輸出基地として重要な機能を果たすことになる。
エネルギー・インフラ分野の事業拡大
豊田通商は、変圧器のコア鉄芯として使われる方向性電磁鋼板事業を、重要な事業と捉えている。
今後も、高付加価値製品の提供とあわせた事業拡大により、電力分野の成長、世界のエネルギー活用の効率化、新興国の成長に貢献していくかまえだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
豊田通商 プレスリリース
http://www.toyota-tsusho.com/press/detail/