大林組、狭い敷地でも適用できるユニットフロア工法を開発

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大林組、狭い敷地でも適用できるユニットフロア工法を開発

2015年01月26日 15:30

都心の狭い敷地でも使える「O-SMART Floor」

大林組は1月20日、ユニットフロア工法「O-SMART Floor(オー・スマートフロア)」を開発し、大阪市中央区の「(仮称)日本生命新東館新築工事」に適用したと発表した。

「O-SMART Floor」工法は、狭い場所でも安全にユニットフロアの組み立てが可能。これまで適用が困難だった、敷地の狭い都心部の建設現場にも適用できるのが特徴である。

省スペースの秘密は架台の活用

近年、建築現場では、少ない人材でも効率的に工事が進められるユニットフロア工法が採用されるケースが増えている。

これまでのように高層建築で鉄骨建方工事の後に、高所で床工事などの作業をする工法とは異なり、フロアをあらかじめユニット化してそれを吊り上げるため、安全かつ効率的に作業が進められるからだ。

しかしその一方で、ユニットフロアを組み立てて、仮置きしておくためのスペースが必要となる。このため敷地の確保が困難な都心部の建設現場では、ユニットフロア工法の適用は難しかった。

そこで大林組は、架台(キャリアフレーム)を移動しながらユニットフロアの各部材を組み立てる「O-SMART Floor」を開発。架台内でユニットフロアを組み立て、垂直にストックすることで、狭いスペースでもユニットフロア工法を取り入れられるようにした。

今回の適用工事では12段の積層が可能な架台を設置し、ユニットフロアの組み立てと完成したユニットフロアの仮置きに必要な面積を、従来より約70%削減している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

株式会社大林組のプレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20150120_01

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