地下鉄の信号システムを受注
日本信号は1月20日、三菱重工業よりブラジル・サンパウロ地下鉄6号線信号システムを受注したことを発表した。
この地下鉄は、1日当たり63万人の利用が見込まれる路線。サンパウロ市中心部から北西部の人口密集地までの全長15キロメートルを15駅で結ぶという。
受注概要
三菱重工業は、ブラジル・サンパウロ地下鉄6号線の建設・運営事業体である「ムーブ・サンパウロ社」から全自動無人運転の鉄道システム建設プロジェクトを受注している。
一方、日本信号は、その信号システムを担当。運行管理装置、電子連動装置、自動列車防護装置等を納入予定だ。
なお、自動列車防護装置には、同社製のCBTCである「SPARCS」を採用することを決めた。この装置は、軌道回路等の閉塞によらず、無線により地上車上間で大容量データを通信し、列車を制御及び防護するシステムだという。
鉄道インフラシステムに貢献
日本信号は、1928年に誕生以来、高速で走る新幹線、高密度ダイヤを走る大都市の列車など、世界に類のない安全で快適な交通インフラに貢献してきた。
同社はこれまでの実績とノウハウで、今後も関連する官民団体と協力し、鉄道インフラシステムのビジネス展開を進めていく方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
日本信号 ニュースリリース
http://www.signal.co.jp/uploads/150120sanpauro.pdf