663億円の地下鉄工事に参画
五洋建設は1月5日、香港鐡路有限公司から地下鉄シャーティン・セントラル線の海底トンネル建設工事を受注したと発表した。
香港のChina State Construction Engineering (Hong Kong) Ltd社と共同で受注したもので、受注総額は日本円で約663億円。このうち五洋建設の受注額は約338億となる。
地下鉄シャーティン・セントラル線は、現在香港が3兆円をかけて進めている10大インフラプロジェクトの1つ。ビクトリア湾に海底トンネルを巡らせ、九龍半島のシャーティン駅と香港島のアドミラルティ駅を結ぶ。
海底トンネルは九龍半島側はホンハム地区、香港島側はコーズウェイベイ地区をつなげるもので、ビクトリア湾に11函の沈埋函を接合させる工事を行う。完成は2020年末の予定だ。
香港10大インフラプロジェクトのうち5件に参加
五洋建設は1986年に香港に進出。以来、数々の大型工事に参画してきた。香港10大インフラプロジェクト関連でも、2013年に竣工した「カイタッククルーズターミナル建設工事」を始め、今回の海底トンネル建設工事を含めて5件を手がけている。
今後も香港を海外事業の需要マーケットの一つに位置づけ、精力的に営業展開を行っていく方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
五洋建設株式会社のニュースリリース
http://www.penta-ocean.co.jp/news/2015/150105.html